はやいものでもう2021年も最後になりました。
年が明けた時には、まだまだ先が見えない状況でしたので、「今年はやっていけるかなあ…」と不安になっておりましたが、蓋をあけると今までで一番忙しい年になりました。
さまざまな展示会も開催でき、東西で展開できたことも嬉しいのですが、クライアントワークもたくさんさせて頂いたこともまた良かったなと振り返ります。
このご時世に皆が慣れてきていることは良し悪しですが、たくさんの方々と会うこともできました。
新しく出会えた人達とも、今後末永くお付き合いが出来れば理想だなと思っております。
いよいよ来年で私自身切り絵を始めて10年という節目を迎えることになります。
これもまた、環境や人に恵まれていたからこそ続けてこられたんだと自負しております。
先も見えないまま一心不乱に紙を切り続けていたら、いつの間にか…という感覚ですが、こうやって切り絵を作るだけの生活が成り立っているのは、お気にかけて頂いているたくさんの方々のおかげです。
アルバイトを辞めたといいますか、「ちょっと忙しいからお休みします。」が今も続いているような状況だと思っておりますが、出来ることならこのまま最後までこの生活を維持したいところです。
切り絵一本で生活することは、私にとって気持ちとしてはとても楽ではあります。
ですが、やはり作り続ける苦悩は付いて回るものでして、気持ちとは反面精神的体力的にはとても厳しいです。
そんな中、皆様から頂ける温かいお言葉や、作品をお迎え頂けるお気持ちがあるからこそ都度救われてまいりました。
切り絵作家となり、これを仕事と捉えるのが正解かどうかはわかりません。
ですが、切り絵一本で生活していくために必要なスキルは少し見えたと感じております。
切り絵に限らず、作家業で成立している人は少ないのですが、成立している人はそれぞれの何かがしっかりと固まっているように見受けられます。(あくまで客観的に見てですが。)
こと切り絵に関しましては、まだまだマーケットが確立しておらず、その不安定さも兼ねてか、活躍の場所は多くありません。
そんな中で、自身を支えるお金をつくることは容易ではなく、その部分を支えてくれるのはやはりクライアントワークでしょう。
どちらかというと表現とは遠く感じますが、これもまたやりがいのあることだと私は感じております。
自分の作品を通して世の中と関わることができる。誰かの役に立てる。ということは、精神的にも支えになります。
こういったクライアントワークで先方の期待に沿うにはまず自身の絵が描けるということが大切なんだと思います。
イラストレーションが苦手だと、そもそもそんなお仕事は来ないのですが、抽象的な表現や、写真から切り出す作家様方からすると、ひとつの壁になるのではないでしょうか。
あとは手の速さは必須です。
切り絵はひとつの作品に費やす時間を評価されがちですが、それに酔ってしまうと、人生で作れる作品数を減らすことになるでしょう。
大作ならまだしも、A4〜A3サイズ程度の作品に数ヶ月もかかってしまっていては、ご期待には沿えません。
もちろん、それぞれの環境があってのことでしょうが、作業がはやいにこしたことはないと思っております。
時間をかけることが必ずしも良いことだとは限りません。
まあ…あくまでクライアントワークに関してですので、そちらにご興味の無い方ももちろんいらっしゃいます。お気を悪くさせていたらすみません。
展示会を開催し、作品が成約となり、それで成り立つのであればそれが理想かも知れませんね。
ですが私は、クライアントワークを通して地域や企業と関われることに楽しさと嬉しさを見つけてしまったので、自分自分にはなりきれないです。
芸術家のなんたるかからは外れているかも知れませんが、来年もたくさんのご依頼をお待ちしております。
まあ芸術家なんて恐れ多くて名乗ることも憚れますが…自分は自分なので、その居場所をもっと作っていけるように頑張ります。
加えて、今年は作品もたくさんお迎え頂きました。
点数としては昨年と同じくらいですが、売り上げとしては倍くらいになったのではないでしょうか。(まだ計算してないですが。)
やはり原画を手に取っていただけると嬉しいです。
また来年も展示会の予定はたくさん頂いておりますので、皆様と出会えることに期待しております。
ひとまず年明け一発目は福島県へ行って参ります。また告知しますね。
私の活動の柱でもあった海外遠征も、今年はまた出来ずじまいでした…。
悔しい…。
来年こそは…。
なんやかんやたくさん書こうと思っていたのですが、このへんにしておきます。
来年の目標は引っ越しをするこです。
実はまだ言わないこともたくさんあります。来年のことや4年後のこととか。
では皆様。良いお年をお迎えくださいませ。
来年も何卒よろしくお願い致します。
▲2021年3月 下村優介切り絵展-common-より @gekilin.
年が明けた時には、まだまだ先が見えない状況でしたので、「今年はやっていけるかなあ…」と不安になっておりましたが、蓋をあけると今までで一番忙しい年になりました。
さまざまな展示会も開催でき、東西で展開できたことも嬉しいのですが、クライアントワークもたくさんさせて頂いたこともまた良かったなと振り返ります。
このご時世に皆が慣れてきていることは良し悪しですが、たくさんの方々と会うこともできました。
新しく出会えた人達とも、今後末永くお付き合いが出来れば理想だなと思っております。
いよいよ来年で私自身切り絵を始めて10年という節目を迎えることになります。
これもまた、環境や人に恵まれていたからこそ続けてこられたんだと自負しております。
先も見えないまま一心不乱に紙を切り続けていたら、いつの間にか…という感覚ですが、こうやって切り絵を作るだけの生活が成り立っているのは、お気にかけて頂いているたくさんの方々のおかげです。
アルバイトを辞めたといいますか、「ちょっと忙しいからお休みします。」が今も続いているような状況だと思っておりますが、出来ることならこのまま最後までこの生活を維持したいところです。
切り絵一本で生活することは、私にとって気持ちとしてはとても楽ではあります。
ですが、やはり作り続ける苦悩は付いて回るものでして、気持ちとは反面精神的体力的にはとても厳しいです。
そんな中、皆様から頂ける温かいお言葉や、作品をお迎え頂けるお気持ちがあるからこそ都度救われてまいりました。
切り絵作家となり、これを仕事と捉えるのが正解かどうかはわかりません。
ですが、切り絵一本で生活していくために必要なスキルは少し見えたと感じております。
切り絵に限らず、作家業で成立している人は少ないのですが、成立している人はそれぞれの何かがしっかりと固まっているように見受けられます。(あくまで客観的に見てですが。)
こと切り絵に関しましては、まだまだマーケットが確立しておらず、その不安定さも兼ねてか、活躍の場所は多くありません。
そんな中で、自身を支えるお金をつくることは容易ではなく、その部分を支えてくれるのはやはりクライアントワークでしょう。
どちらかというと表現とは遠く感じますが、これもまたやりがいのあることだと私は感じております。
自分の作品を通して世の中と関わることができる。誰かの役に立てる。ということは、精神的にも支えになります。
こういったクライアントワークで先方の期待に沿うにはまず自身の絵が描けるということが大切なんだと思います。
イラストレーションが苦手だと、そもそもそんなお仕事は来ないのですが、抽象的な表現や、写真から切り出す作家様方からすると、ひとつの壁になるのではないでしょうか。
あとは手の速さは必須です。
切り絵はひとつの作品に費やす時間を評価されがちですが、それに酔ってしまうと、人生で作れる作品数を減らすことになるでしょう。
大作ならまだしも、A4〜A3サイズ程度の作品に数ヶ月もかかってしまっていては、ご期待には沿えません。
もちろん、それぞれの環境があってのことでしょうが、作業がはやいにこしたことはないと思っております。
時間をかけることが必ずしも良いことだとは限りません。
まあ…あくまでクライアントワークに関してですので、そちらにご興味の無い方ももちろんいらっしゃいます。お気を悪くさせていたらすみません。
展示会を開催し、作品が成約となり、それで成り立つのであればそれが理想かも知れませんね。
ですが私は、クライアントワークを通して地域や企業と関われることに楽しさと嬉しさを見つけてしまったので、自分自分にはなりきれないです。
芸術家のなんたるかからは外れているかも知れませんが、来年もたくさんのご依頼をお待ちしております。
まあ芸術家なんて恐れ多くて名乗ることも憚れますが…自分は自分なので、その居場所をもっと作っていけるように頑張ります。
加えて、今年は作品もたくさんお迎え頂きました。
点数としては昨年と同じくらいですが、売り上げとしては倍くらいになったのではないでしょうか。(まだ計算してないですが。)
やはり原画を手に取っていただけると嬉しいです。
また来年も展示会の予定はたくさん頂いておりますので、皆様と出会えることに期待しております。
ひとまず年明け一発目は福島県へ行って参ります。また告知しますね。
私の活動の柱でもあった海外遠征も、今年はまた出来ずじまいでした…。
悔しい…。
来年こそは…。
なんやかんやたくさん書こうと思っていたのですが、このへんにしておきます。
来年の目標は引っ越しをするこです。
実はまだ言わないこともたくさんあります。来年のことや4年後のこととか。
では皆様。良いお年をお迎えくださいませ。
来年も何卒よろしくお願い致します。
▲2021年3月 下村優介切り絵展-common-より @gekilin.
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