あまりにも長く続く不穏な日々。

流行り病のせいで諦めたことが多いのは私だけではないでしょう。

あー…海外に行きたい。目を閉じると頭の中でパリの駅構内でのアナウンスが鳴り響きます。

パリへは5度渡っただけに、思い出深いのだと実感しております。



どの土地へも愛着はあります。ですがパリのあのアナウンス。自分でもわからないですが、印象的なんでしょうね…。



あー…海外行きたい。





さて、ご時世ご時世ともう1年半も言い続けているこの単語には飽き飽きしておりますが、仕方のないことです。


最中ではありますが、8/11-24まで、大阪髙島屋さんにて作品展開をして頂いておりした。


告知を控えていたのもまたご時世を意識してのことです。






22日には現場での公開制作を実施しました。

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自身の旅したい欲に沿って、「buen viaje.」と名付けたこの作品。

タイトルの由来はスペイン語で「良い旅を」と言う意味です。


スペイン、各地にご縁が生まれ、私自身を語るには欠かせない土地です。


はやくスペインのみんなに会いたい気持ちも込めてこの作品を仕上げました。



嬉しいことにすぐにお家も決まったそうです。
ありがたいことです。


たくさんの目には触れることなく旅立った作品になりましたが、タイトル通りそれが「良い旅」になるのでしょう。

そう思い願ってもおります。


今回の作品展開。

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大阪髙島屋さんでお世話になるのももう4度目です。


自分の家から近いこともあり、通い易いのもまた嬉しいことです。



テレビ効果が持続しているかはわかりませんが、今回もたくさんの作品のお家が決まりました。


もちろんこれは、売り場スタッフさんのご尽力あってのことです。
毎度感謝がつきません。


私は自分ひとりでは作品を作ることしかできません。


たくさんの方々のサポート無しでは、今の生活は成立しておりません。



だからこそ作品が売れるということはとても大切だと常に思っております。


お金のことばかり意識することを良しとしない人も多いことは承知の上ですし、私もそう思います。


しかし毎度申しておりますが、意識しないことはある種の放棄でもあると私は考えます。


「お金儲け=作品が売れる」といった算出とは違い、作品が売れることにより関わった全ての人が幸せになり、良い雰囲気になることこそ売り上げが持つ効果だと思っております。

「楽しくやろうぜ!」という言葉の本質は「自己満足でええやん」ではなく、みんなが良い期間だったと感じる結果論にあると思います。


作家、スタッフ、お客様、みんなが幸せになれるような展開をこれからも模索し、実施していければなと思っております。



そして文字通り、お客様のお家に迎えいれて頂いた作品が私の血となり肉となっております。


専業画家(切り絵作家)である自負を保ち続けていられるのも、平素からお気にかけて下さっている皆様のおかげです。




無学な私は、自分コンプレックスが強めですので、たくさんの方々からの嬉しいお言葉にいつも背中を押して頂いております。


また次回も、前向きな期間になれるよう、しっかりと準備を進めていきます。




その次回なのですが、9/8-14の一週間、1年ぶりに高槻阪急にて作品展示をいたします。




ここ一年、たくさんの作家さん方がこの高槻阪急で展示会を開催しており、この1年で取り巻く環境がどう変わったのかも楽しみです。


この高槻阪急での作品発表の流れのスタートを切ったのは私とDsukeさんでした。

このように絶えずチャンスを繋いでいっている高槻阪急作家の皆様と、スタッフの皆様に敬意を持って、今回も頑張ります。




また改めてご報告をさせて頂きます。




ひとまず、今年は良い夏になりました。(どこにも行ってないけど)




流行り病により、皆様の中にある不穏な気持ち、そして不安な生活が、1日でもはやく解消されることを祈っております。


ではまた。