今日も朝ごはんを食べて、ホテルを出ました。
またセネガル人を探して彷徨ったが見つからず…。時間が迫ってきたので断念しました。
アリカンテの海を左に見て、真っ直ぐに進んでいくとそこにはバスステーションがあります。
本日はここからスタート。
チケットを買い、バスで一昨日行ったアルコイへ向かいます。
バスは内陸の数々の街を抜けて行き、２時間ほどでアルコイへ到着。
ちなみに「アルコイ」のイントネーションは「ANNA SUI」と同じです。
予定より一本早いバスで来たので、アルコイの街を散策しました。
アリカンテと違い、山間の町なので、風が強く気温も低いです。
アルコイの方は、「ここは田舎だから…」と言ってはおりましたが、とても魅力的な町でした。
聞いたお話では、昔はスペインでも屈指の産業都市で、繊維業と製紙業で財を成したそうです。
大量生産が主流になった昨今の波にのまれ、その工場も今は廃墟になっていました。
この街には昔、有名なギタリストがいたそうで、その方の弟子になるために沢山のギタリストが日本人も含めてこの地へ来たそうです。
今では交通も整備され、ハイウェイができ、山を越えて来ていた昔より便利になったようで、アリカンテと行き来する方も多いとのことです。
さて、ひととおりブラブラウロウロしたのですが、少々身体が冷えてきましたので喫茶店でコーヒーを飲んでいました。
街のセントラルにある喫茶店。コーヒー一杯おいくらだろう…2.5ユーロが妥当かな？もしかしたら３ユーロ…？
と思って注文をすると、なんと１ユーロ…
安い…
１ユーロのコーヒーをチビチビと飲んでいました。
夕方になり、アルコイでお世話になっている日本人の方と合流。
今日のお教室は、アルコイから車で40分程行ったところにある、オンテニエンテという街での開催です。
着いたのがもう暗くなってからだったので、この街の全貌は見れませんでしたが…。
どんなところだったんだろう。
オンテニエンテと調べても何も出てこないので、たぶん発音が違うのかなと思います。
オンテニエンテでは、ここに会社を構えるIT企業様での開催です。
社員様へ向けてのお教室です。
日本語を少し話せる方もいらして、漫画やアニメの話などを少ししながら進めました。
ありがとうございました。
終了後、アルコイへ戻り、現地の方々とお食事をさせて頂きました。
スペイン語が飛び交う中、理解ができない僕ですが、なんとなーくなんの話をしているのか察するくらいのことができました。
スペイン語にも少し英語と似た表現があったりするので…
でも９割くらいはわからない…その分は通訳をして頂きました。
アルコイの皆様はとても明るく、終始笑い声が絶えません。
そして現地の郷土料理を頂き、大満足の時間を過ごすことができました。
その後夜遅いにもかかわらず、僕をアリカンテのホテルまで送って下さり、こちらでも至れり尽くせりの温かい歓迎を感じることができました。
そして本日で、今回のヨーロッパ遠征の全予定は終了です。
パリでの個展にスペインでのワークショップ、たくさんの活動を約１カ月に渡ってさせていただきました。
また旅のまとめは帰国後に書こうと思います。
ひとまず、アリカンテ・アルコイ・オンテニエンテの皆様、本当にありがとうございました。
人との交流も旅の醍醐味だと気付いた今年の２月(タイ)、またそれと同じ感覚をここでも感じることができました。
11月末にもかかわらず気候は温暖。食べ物も美味しい。
是非皆さまにも訪れて頂きたいアリカンテ。
マドリッドへ戻るのが少し名残惜しいですが…
また来年もここに来れるようにと、頑張る理由がひとつ増えました。
現地で優しくして下さった皆様、切り絵教室を受講して下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。
帰国まであと少し。
最後まで気をつけて楽しみます。
ではまた次回。
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