さて、個展の準備です。
搬入です。
今回は、ギャラリーさんの1階と地下1階を使わせて頂き、作品を展開します。
パリまで持って行ける作品は、僕の中で限られておりまして…。(資金面で)
なんせ、僕の額装している作品は、とてもとても重いのです。これを輸送するとなると…
往復でゾッとする金額になってしまいます。
ですので今回は、僕の初心へ帰った展示。
鳩の展示を展開することにしました。
今回お世話になるギャラリーさんは、壁への釘打ちがNGということもありまして、久しぶりに木枠の三十二面体ちゃんを使った鳩展示へのチャレンジです。
パリに媚びたような、エッフェル塔だの凱旋門だのの作品も作ろうかと思ったのですが、今回はもう自分のスタイルでいきます。
まずは、鳩を展示する用の木枠の組み立てから
これがまたとてもとても厄介です。
コイツ…ひとつ組み立てるのに1時間半くらいかかるのです…。
めっちゃ大変…。
三十二面体ちゃんを5つ組み立てました。
結束バンドで縛っているのですが…これだけやると手にマメができます。
痛い…いたいよ…。
そして中に鳩を入れていきます。(展示の全貌はまた次回)
これもまた大変なのです…テグスを張り巡らせて…そこに1羽1羽つり下げていきます。
というのが1階での展示展開です。
地下には額装作品を飾ります。
(え?額装作品は重いから持ってこなかったんじゃないの?)
実は持って来ていました。
ジャンっ!
ジャジャンっ!
そう、切り絵の作品だけ、アクリル板に貼りつけて持って来ていたのです。
額縁はこちらで購入して頂きました。
IKEAの額縁ですが、そんなに悪くない…。
むしろシュッとしてて良い感じにもみえます。
今回は歩き鳩くんを12羽、招き猫さんを30体展開しています。
地下の額装展示は、ギャラリースタッフ様のご協力もあり、問題なく展示完了。
苦戦したのは1階の展示です…。
鳩を入れた三十二面体をピクチャーレールからつり下げて…
あっちのレールからテグスで一本、こっちのレールからテグスで一本…
そして照明レールにはフックを取り付け…
て…
あれ!?
つっつつつ付かない!
日本から持ってきていた照明レールに取り付ける用のフックが付かない!
合わない!噛み合わない!
しまった!海外!ここはパリ!海外!パリ!
僕は無駄なレールフックを6つも持って来てしまいました…。
うぅ…
さてどうしようか…
ピクチャーレールからテグスを引っ張ってきて…
向こうからも引っ張ってきて…
3点三方向からつるす…。
ひとつ目の大きな三十二面体さんは無事につり下げられ、フワフワと浮かびました。
まだもうひとつ…
コイツもまたあっちのピクチャーレールからテグスを引っ張ってきて…
こっちからも…
そしてここからも…
としていた時です。
バコッッ!
ガッッ!
ドンッッッ
カランカランカラン
カラン…
カラン…
…
え?