本日は、現在開催中の2人展在廊の為に東京へ行って参りました。


大阪は梅雨とも夏だとも言えないような過ごしやすい朝だったことに対し、東京はまだ雨模様でした。




昼過ぎから展示会場の新宿伊勢丹で在廊。


昨年までは、本館5階にあった展示場が、今年の春に6階へ移動し、お客さんの流れがかなり変わっておりました。



エレベーターの前ということもあり、人が多い…。




たくさんの方々と会い、お話しをすることができました。



普段一声も発することのない1日を過ごす毎日ですので、こうやってコミュニケーションが取れることが何よりのストレス発散に繋がります。

ただ、久しぶりに人と話した気がしたので、キョドキョドとしてしまい、支離滅裂だったでしょう…。お話しに付き合って下さいました皆様、誠にありがとうございます。



切り絵界の巨匠である、百鬼丸さんと久保修さんにもお会いすることができ、とても感激な1日でした。





そして日が暮れて来た頃に、三重県からのお客様が私の作品をご購入して下さいました。


この作品は、「誕生日。」というタイトルで、昨年の9月に名古屋高島屋での公開制作にて完成させた一枚です。

ふと、そのお客様とお話しをしている最中に、この作品を制作していたときの心境がフツフツと私の中で蘇ってきました。




昨年の夏、モチーフや絵柄にとてもとても悩んでいました。
何を描いたら良いのかさえわからなくなり、真っ白の紙を見つめて1日が終わる日が何度もありました。

それでも期日は迫ってくるので
一度原点に帰るかという気持ちも込めて、自分が切り絵をはじめた頃に一番好きだった絵柄で描いみようと取り組んだ作品です。





実を言うと、今ちょうど私は昨年の夏と同じ状態に陥っておりました。
ここ1週間、本日の伊勢丹在廊時に制作する用の作品下絵について悩みに悩んでおりました。
昨年の夏と同じように、白を見つめて日が終わる。
悪循環のような毎日で、とても悩んでおりました。



結局絵柄が決まらないまま、今日を迎えることになってしまい…。自分がどんなものを作れば良いかを見失ってしまいそうでした。







そして本日、「誕生日。」を購入して頂いたことで、自分の中で悩みへの答えが出た気持ちになりました。




明日からまたペンが持てそうです。

作品が売れるということは、同時に背中も推してもらえることがとてもよくわかりました。


本当にありがとうございました。








今回も実に学びの多い在廊でした。

私は日帰りで大阪へ戻りますが、展示は9日火曜日まで続きます。


関東方面の皆様、引き続き何卒よろしくお願い致します。


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▽下村優介×hori 二人展-すみきった世界へ-

7/3(水)-9(火)

10:00-20:00

新宿伊勢丹本館6階アートアンドフレーム


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